「離婚常習者」の子を産んだ女性の深い悩み このまま金ヅルになるか、別れるか

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私の知っている人がこうだからと言って、あなたの彼のこれからもこのようになるとは申しませんが、離婚や再婚観、父親に見捨てられた子どもに対する責任感はよく似ています。

彼の前々回と前回の妻子と、あなたたちへの愛情や責任感、誠意等が別物だとは、到底思えません。これからかかる養育費や、家族のこれからの安定した生活等を考えると、彼の毎月赤字という金遣いに将来の展望はなく、あなたへの最低限の良心や誠意、リスペクトがないと考えざるをえません。

彼の給料の管理権を渡さないなら、別れるべき

月並みですが、彼の給料の全額の管理権をあなたに渡さないなら、別れようときっぱりと告げるべきです。それを彼のあなたたちへの愛情や誠意のバロメーターにするべきです。そもそもこのような言葉を、あなたたちのような関係にある女性に言わせること自体、普通はアウトですから、荒療治でも何でもありません。

あなたが管理して借金返済への積み立てもし、生活費を捻出し、収支が正常に戻ればある程度の管理権は本人に戻すと約束はしても、当面は、生活費だけでも出せというだけでは、それすら実現しないものです。それほど彼は、よく言えばあなたに甘えすぎていて、悪く言えば横着・卑怯・ルーズです。

離婚1年未満だから再再婚できないとか親に言えないからという根拠は、2年も経っていますから崩れています。それなのにあなたが望む入籍がないのは、彼の過去から、いつ、糸が切れた凧のように去っていくかわからない状態だと、考えるべきです。

彼が友人に、あなたと結婚するつもりだと伝えたのを安心材料にしてはいけません。食費も負担せずお弁当まで作らせたり、子どもとよく遊んでくれるという理由で彼に後ろ髪をひかれるのも要注意です。金遣いを変えない彼と結婚すれば、むしろ一生あなたが彼を養い、ますます彼を無責任なダメ男にするだけです。

あなたが彼を養ってでも、彼を嫌いにならない自信があるのでしたら話は別ですが、2人がそんな関係で明るく優しく、賢い育児ができますでしょうか。結婚してもまず、さらなる不幸と後悔が待っていることでしょう。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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