男だらけの組織で「異物」として生きる知恵

「紅一点の孤独」にどう向き合うか

自意識過剰と言われてしまえばそれまでですが、国会などで女性議員に感じてしまう「色物感」のようなもの、外見から言動までひととおり観察されるような視線、男性同士の結束した仲間感やそこでの疎外感、そういった空気は実際にあるのではないかと、私は思います。もちろん、「仲間になんか入らなくて結構」と言う人もいるでしょう。でも、そこまで言い切れない寂しさを感じる人もきっといるのではないでしょうか。

私自身も、ある程度の時間を経て、この居心地の悪さが気にならなくなった後、実際に男性管理職にこの実感について話してみたことがあります。その時、ある人は「そんなこと感じていたの? オレたち、なんとなく人見知りしていただけだよ」と驚いた様子で言いました。なんだよ、人見知りって、と思いつつ、男性陣に悪意はまったくないのだなと感じたことを覚えています。

男性ばかりの組織において女性は「異物」

まずは、この「悪意はない可能性が高い」ということを私たちは知るべきでしょう。一方で、警戒されているのは確実です。それは、男性ばかりの組織、集団にとって、私たち女性は「異物」だから。同類ではない女性に対して、「どう接するべきか」決めかねているということです。

それでは、打ち解けるために、同類にならなければいけないか、というとそんなことはない。「どう接するべきか」をじっくりと観察してもらったうえで決めてもらえばいいだけです。

ハラスメントリスクが高まる中、「紅一点」的な女性への接し方を間違えれば、セクハラ問題に発展すると慎重になる男性もいるでしょう。「自分たちのポジションをおびやかす存在になるかもしれない」と思う男性だっているかもしれません。

理由はそれぞれですが、彼らは、その女性がどのような言動をする人か、周囲が彼女とどう接するかを見極めてから、自分の出方を決めるはずです。だから、うっかりじろじろ観察してしまい、その視線を女性たちが感じてしまうのです。そして、こちらも気づかないふりをして、この様子を観察して出方を考えています。双方で「遠巻きに様子見」しているのが実態だと思います。

だとすれば、こんなときは、無理に仲間入りしようとしないこと。また、「それならいい」とばかりに頑なな態度を取らないこと。このふたつが重要なのではないでしょうか。

たとえば、上司が部下と連れ立って「喫煙ルーム」に行き、情報交換したり物事を決めたりしているのが腹立たしい、と言う人がいます。冷静に考えれば、喫煙場所で大事なことを決断したり、重要な情報をやり取りしたりすることは、ほとんどないはずです。飲みにケーション的なものもそうです。さまつな情報交換によって親密なコミュニケーションはうまれる可能性はもちろんあるでしょうが。つまり、それらに加わっても、仲間意識と親密さが増すだけのことだと思えば、あなたが神経をすり減らすほどのこともないのです。

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