トランプ米大統領「独裁賞賛発言」に批判殺到

金委員長を羨む発言はジョークだったと釈明

 6月15日、トランプ米大統領は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対して北朝鮮の人々が行うように、自分に対しても米国民が「姿勢を正して耳を傾ける」よう望むと発言し、ソーシャルメディア上で怒りの声が噴出した。大統領はその後、発言はジョークだったと釈明した。写真は12日シンガポールで撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対して北朝鮮の人々が行うように、自分に対しても米国民が「姿勢を正して耳を傾ける」よう望むと発言し、ソーシャルメディアやケーブルニュース上で怒りの声が噴出した。大統領はその後、発言はジョークだったと釈明した。

大統領は、ホワイトハウスでフォックス・ニュース・チャネルのインタビューに応じ、「(委員長が)発言すると、人々は姿勢を正して耳を傾ける。わが国の人々にも同じようにしてもらいたい」と語った。後に記者団から発言の真意を問われ、「冗談だ。皮肉が分からないのか」と述べた。

大統領はこれまでにも独裁的な指導者に言及し、まるで独裁主義を賞賛しているようだとの批判を招いたことがある。

オバマ前大統領の演説原稿を作成したスピーチライターのデービット・リット氏は、聞き手が冗談を解さないと非難するのは、行き過ぎた発言に対する責任逃れの手段だと指摘。ロイターに、支持者を動揺させたり反対勢力を勢い付かせたりしないために大統領が冗談にしてはいけない話題というものがある、と述べた。

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