時代を生き抜くカギは「感性と論理」の融合だ

芸術の背後に潜む数学から「創造性」を学ぼう

筆者自身、時に音楽世界で心を開放したら数学で新しい発想に行きついたり、数学の難問に苦しんだ体験が音楽のスランプ時に生きてきたり……と互いに補い合うような体験が多々ある。

異なる世界を行き来しながら通底する何かを感じることこそが、心や脳のリフレッシュにつながるのかもしれない。

感性と論理は、互いに補い合いながら成長していく相棒のようなものではないか。

インストラクション型からコンストラクション型へ

変化が激しく、既存の常識がどんどん古びていく21世紀では、固定化された知識・スキルだけでは生き抜けない。

職業も年齢も業界も境界線がなくなっていく時代においては、新しい価値を生み出す「創造力」が大切だ。何かを創造する際には、感性と論理の融合が大切になる。それは試行錯誤の体験を伴うものでもある。

それに伴い、教育も今、「知識・スキルを教える一方向型の受動的・固定的な学び(インストラクション型)」から、「さまざまな状況の中で、自ら思考し感じ実践し振り返ることを繰り返しながら自ら構築していく能動的・創造的な学び(コンストラクション型)」へと変わってきている。

「創造」が未来の学びや仕事のコアになるのだとすれば、これからの時代を生きる一人ひとりにとって、学びや仕事は心躍るものになるはずだ。

万人が科学者や芸術家の気分を体験できる時代――。それはなかなかすてきな時代といえるのではないだろうか。

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