SNS初心者が知らない「炎上プロセス」の正体 なぜ「ネット炎上」はなくならないのか

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万が一ネット炎上が起きたら、以下のようなプロセスで「祭り」となっていく。

1.失言(文字)や失態(写真・動画)の探索が行われる
2.情報が複製(コピペ)されて拡散し、話題が形成される
3.コメントが殺到し、祭りとなり、炎上が表面化する
4.投稿者が属する会社や学校、団体などにメール、電話が相次ぐ
5.不買運動・会社訪問などに発展する
6.マスコミの知るところとなり、ニュースになる
7.所属団体が謝罪に追い込まれる

祭りになると、メディア関係の仕事をしている人の目に留まり、たとえばテレビのワイドショーなどマスコミでも取り上げられるようになる。こうなっていくと、投稿の拡散スピードは加速し、炎上が拡大していく。いわゆる負のスパイラルに突入するわけである。

思わぬ発言が炎上につながることも

こうしたネット炎上の怖さを正しく理解した上でSNSを利用すれば、不適切な投稿を行うことは減るだろう。とはいっても、まともなことを書いても言いがかり的に批判が寄せられるのが昨今のネット炎上だ。

自分の投稿の公開範囲を不用意に広げない、コメントの受付を制限するなど、さらなる対策を講じるのも手だろう。これが絶対という正解はない。1つの参考にしていただければと思う。

田淵 義朗 ソーシャルメディアリスク研究所代表、マイナンバー総合研究所代表

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たぶち よしろう / Yoshiro Tabuchi

神戸市出身、中央大学法学部卒業。情報セキュリティコンサルタント。宝島社(JICC)に勤務後、独立。主に個人情報とプライバシー、マイナンバー、情報漏えい問題を中心に執筆、講演等幅広く手がけている。マイナンバー総合研究所代表としては、現在、士業(会計士、税理士、社労士)対象に、無料ガイダンスを毎週土曜日実施中。http://www.mylab.com

ソーシャルメディアリスク研究所では、「不幸な人と企業を出さない」ことをミッションに、ソーシャルメディアトレーニング、コンプライアンス研修を行う。ロックバンドUNISON SQUARE GARDENの田淵智也は息子。 https://www.facebook.com/ytabuchi

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