何事も継続は“成果"アリ!!

プロゴルファー&フィジカルトレーナー/石渡俊彦

 イチロー選手が日米通算3000本安打の大記録を達成しましたが、そのインタビューで「この大きな記録を達成して、改めて、小さなことの積み重ねでしか成し得ないことを知った」と、深いコメントをしていたことを思い出します。皆さんの仕事や人生も今までの積み重ねで築き上げられた貴重なもの。そしてゴルフの腕前もそうなんですねぇ(笑)。今回は、ゴルフで挫折しかけている多くの方への励ましになればと思っています。

私が運営するゴルフスタジオf(千葉)はオープンから3年、けんこう寺子屋(五反田・青山)はすでに5年が経過しました。スタジオfではトレーニング施設もあることから、私の理想とするレッスン活動が日々展開され、けんこう寺子屋では、石渡メソッドを基にお客様に対応しています。ストレッチにしろ、トレーニングメニューにしろ、単に体のためではなく、すべてのゴルフのプラスになることを優先して行っているのです。

そんななか、日々うれしい報告を耳にします。たとえば、「60歳を超えドライバーの最長飛距離を更新中」。この方は50代前半でシングル入りをするも、60歳間近で腰痛を発症(椎間板ヘルニア)、左ひざの半月板損傷に加え五十肩にもなり、飛距離はおろかショットもバラバラ、100を切るのがやっとだったそうです。この方は毎週1回1年間休むことなくレッスンに通っていたのですが、やがて痛みは消え、飛距離は今までのゴルフ人生のなかでいちばん飛ぶまでに。感心したのは、レッスンでのストレッチを写真に撮り、毎日欠かさず実行したということ。ある50代後半の小柄な女性は、非力から距離は出ずドライバーはスライスばかり。本人も「コンスタントに100を切れるようになれば満足」と通い始めて2年、先日ハーフで30台が出たと言うのです。レッスン前に個別プログラムの筋トレを欠かさずにしている姿をよく見かけたものでした。そして、最近ではインパクトの強さを意識した練習をしており、実際、インパクトの“音"に変化が。さすがにこれには驚きです。競技志向のある30代主婦の方は1年半前までは90前後のゴルフが、いまでは競技でコンスタントに70台を出せる腕前になるも、日々のランニングやトレーニングは欠かさないそうです。

私のスクールでは、必ずウォーミングアップやエクササイズ、日頃のトレーニングを指導していますが、やはりそれらをきちんと実行する人は体にも変化が現れます。いちばんわかりやすいのはウエスト回りの変化! なかには体重が15キログラム減った人や、糖尿病や高血圧の改善につながったという人も少なくありません。やはり1年以上継続するということは、それなりに成果があるんですね。そう聞くと「よし! 今日から腹筋100回だ!」。いえいえ、回数ではありません。毎日続けられることを確実にやり遂げる--、その先に“成果"が待っています。

プロゴルファー&フィジカルトレーナー/石渡俊彦(いしわた・としひこ)
1965年千葉県生まれ。プロゴルファー&フィジカルトレーナー。けんこう寺子屋ゴルフスクール主宰。選手時代のケガの経験からプロトレーナーに。中島常幸プロの復活に貢献、高い評価を受ける。一方、若手育成やアマチュアのレッスンにも力を注いでいる。
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