「連休太り」を解消する単純かつ上手な食べ方 リバウンドを回避するには?

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減らした体重を維持するうえでいちばんの問題は、絶食するわけにはいかないことだろう。だとすれば、上手な食事の方法を知る必要がある。

筆者は、食べたいと思ったものはなんでも食べることにしている。ただし分量はほどほどに。野菜を多めにとることを心掛け、おやつはカロリー控えめのものにする。たとえば、1カップ35キロカロリーのポップコーンや、2個で59キロカロリーの全麦クラッカー、半カップで100〜150キロカロリーのアイスクリームなどだ。

食品の栄養成分表示を必ずチェック

体重維持の秘訣は、実はとてもシンプルだ。コンビニやスーパーで食品を買うときは、必ず栄養成分表示をチェックすること。食べる量はほどほどにし、運動をして、毎日体重を量ること。体重が増えても、適正体重の1キロ以内に収まるようにし、それより増えそうだったら、いつもより少し多めに歩いたり、自転車に乗ったり、泳いだりして、食事の量を少し減らす。

これは筆者が経験から学んだ体重管理法だが、1月の米国医師会雑誌『JAMA』に掲載された論文はそれが正しいことを示している。これはジェシー・ブラウン退役軍人局医療センター(シカゴ)の医師イブ・グースが書いたもので、「長期的なカロリー制限は、その方法を本人が決めたとき、最も成功する可能性が高い」としている。

「どのような方法であれ、食生活の変化はゆるやかなプロセスであり、自分が食べる物につねに注意を払う必要がある」。グースは、「すぐに結果を求める現代の世界では、このコンセプトはあまり人気がない」と認める。

ロサンゼルスに住むアンジェリカ・ディビナグラシアは、53歳のフィットネス専門家。大学時代にチアリーダーをしていたときと変わらない若々しさだ。1月半ば、彼女はフェイスブックでダイエット業界を批判した。

「ダイエットやサプリ業界はドル箱産業だ。失敗するようにできているのだから。そのダイエットをやめると、みんな元に戻ってしまう。だからまたダイエットを始めることになる。私はダイエットも特定のダイエット商品も信じていない。重要なのは、健康的な食生活を送る方法を学ぶことだ。それは決して難しくない」

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