「継続成長」への決め手がないアップルの悩み

iPhone頼みの構造は変わっていない

iPhoneの売り上げは好調だった(写真:REUTERS/Stephen Lam)

5月1日に発表したアップルの2018年度第2四半期(1〜3月期)の決算は、アナリストなどの市場予測を上回り、売り上げ、営業利益ともに第2四半期としては過去最高を記録した。

好調決算の背景にはウエアラブル製品(Apple Watch)の伸びやApple Musicなどサービス事業の好調もあるが、主事業であるハードウエア、とりわけiPhoneの好調がもっとも大きな要因だ。

iPhone Xは好調を維持した

もともとの市場予測では、サービス事業やウエアラブル製品の売り上げが伸びるものの、収益全体に占める割合が多いiPhoneは苦戦するとみられていた。新たな軸での進化を狙ったiPhone Xが新しい製品に素早く食いつくアーリーアダプター層への普及が一巡した後に伸び悩むことで、全体としては厳しい決算になるとみられていた。

しかし、予想通りにサービス事業やウエアラブル製品の売り上げが伸長する一方、苦戦が予想されていたiPhone Xも好調だった。ティム・クックCEOの説明によると発売以降、すべての週においてもっとも売れたiPhoneとなったという。

次ページ苦戦が予想されていたiPhone Xも好調
人気記事
トピックボードAD
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
  • 性暴力サバイバーの明日
  • 経済学で読み解く現代社会のリアル
  • 家族会議のすすめ
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
大停電の北海道電力<br>情報開示を豪州に学べ

大地震をきっかけに、北海道全域で大規模停電が発生した。電力復旧は急ピッチだが、情報開示への消極姿勢は疑心暗鬼を招いた。2年前に大停電が起きた豪州の事例に学ぶ点が多い。