エリート官僚がセクハラを否定する思考回路

心と頭の知能指数格差が「ひずみ」を生み出す

また、イリノイ州立大学の心理学者で、セクハラ研究のパイオニアといわれるジョン・プライヤー教授はワシントンポストの記事の中で、セクハラをする人には3つの共通した特徴があると述べている(元記事)。

3つとは、①共感力の欠如、②伝統的な性別の役割分担を信じている、③優越感・権威主義だ。そのうえで、プライヤー教授は「(セクハラを行う人を)とりまく環境も大きく影響している」と指摘している。

そうした傾向のある人を、そういったことが許される環境に置けば、歯止めが利かない。Impunity(免責状態)にあることが、(セクハラを行うか行わないかに)大きく関連する」というのだ。

東京・霞が関の財務省外観(写真:ロイター)

最強官庁である財務省トップという権力者とメディアという共依存関係の中で、「罪に問われないだろう」という思い込みが生まれたとしてもおかしくない。

心理的不安を抱えていた?

もう一つ興味深いのは、特に最近、権力を手に入れた人物はセクハラに走りやすいという傾向があるということだ。

「真の自信を持つ男性が権力を得た場合、女性に対して性的な行為を働く傾向は減るが、そもそも、心理的不安を抱えた男性は、権力を手に入れたとたんに、女性に対して攻撃的になりやすい」という研究がある(引用元)。

2017年7月に、次官に就任した福田次官。一介の役人から幹部へと出世していく中で、セクハラを繰り返し、ついには、最強官庁の最高権力者という地位を手に入れ、歯止めが利かなくなっていったのかもしれない。

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