トヨタの”自動運転車”に乗ってみた

2010年代半ばの実用化を予定

先行車両との距離を自動制御するクルーズコントロールは、すでに一部メーカーで実用化されている。従来技術では車載カメラやレーダーを使用して先行車両との距離を検知している。

前方の車との通信状況を表示

C-ACCはこれに加えて、700メガヘルツ帯を使った無線通信で自動車同士が情報をやりとりすることで、先行車両の加速、減速情報を取得。より安定した追従走行ができる。

高速走行中に前を行くプリウスが軽くブレーキを踏んだ。プリウスのブレーキランプがともったと思った瞬間、記者が乗っているレクサスも減速していた。車間距離はほとんど変わっていない。これが従前のクルーズコントロールだけだともう少し車間距離がつまってしまうそうだ。

通信できない車はレーダーで対応

車車間通信が普及すれば、燃費向上や渋滞軽減に大きな力を発揮することになる。もちろん、専用機材を積んでいない自動車とは通信できない。デモ中にも、割り込み車両が入ってくることがあった。

この場合、車車間通信ではなく、通常のミリ波レーダーによる車間距離の検知によって自動運転自体は継続する。車車間通信に比べると先行車両の加減速時の反応は劣るようだが、デモ中に不安を感じるようなことはなかった。

次ページ主役はあくまで「ドライバー」
自動車最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 本当に強い大学
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
半導体狂騒曲<br>黒子から主役へ

情報通信に欠かすことのできない半導体。可能性は広がる一方、巨額のマネーゲームの様相も強まっています。国の命運をも左右し始めている激動の業界。日本と世界で今何が起こり、どこに向かおうとしているのかに迫ります。

東洋経済education×ICT