トヨタの”自動運転車”に乗ってみた

2010年代半ばの実用化を予定

東京・豊洲から首都高速道路に乗り、走行車線に入ってすぐ、ドライバーが「自動運転に切り替えます」と宣言した。記者は一瞬身構えたのだが、何の違和感もない。ドライバーがハンドルに手を添えていることもあり、一見して自動運転であるとわからないからだ。

自動走行するデモ車(提供:トヨタ自動車)

そこで、ハンドルから手を離してもらった。安全のため、すぐにハンドルを握れる体勢は維持したままだが、操作しなくても車はコーナーをきれいに曲がっていく。足元を見ると、アクセルペダルから足は離れている。

AHDAは、カメラやミリ波レーダーにより道路の白線などを検出し、最適なラインを走行する「レーントレースコントロール(LTC)」や先行車両と無線通信しながら追従走行する「通信利用レーダークルーズコントロール(C-ACC)」などを利用したシステムだ。

悪天候だと不安が残る

LTCによって数十メートル先の白線や前方車両を検知しているほか、地図情報も参考にしながらカーブへの侵入速度などをコントロールしている。この日の天気は晴れという好条件だったため、ふらつきなどはまったく感じなかった。ただし、大雨や逆光などドライバーが前を見にくいような環境では不安を残しているという。

自動運転中のレクサスの前に、プリウスが車線変更して入ってきた。このプリウスもデモカーで車同士で通信する(車車間通信)の機材を積んでいる。車車間通信で結ばれたレクサスはプリウスの後ろを、一定間隔を保って走行する。

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