インド8歳児、「集団レイプ」の酷すぎる理由 ヒンドゥー教の寺院で殺害された

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彼らはまた、事件を担当した警察官の一部はイスラム教徒で、信頼できないと主張している。4月半ば、州警察の犯罪捜査局(CID)が裁判所に起訴状を提出しようとしたところ、ヒンドゥー教徒の弁護士グループに行く手を阻まれたため、一度引き上げて、夜に判事の自宅で手続きをさせてもらう事態も生じた。

ニューデリーで開かれたレイプに対する抗議運動(写真:Sivaram V/ロイター)

ヒンドゥー教徒とイスラム教徒双方の抗議行動はインド全土に広がっている。犯行現場に近い北インドの町カトゥアでは4月11日、ヒンドゥー教徒のデモ隊がハイウエーをブロックし、数十人の女性が抗議のハンストを行うなど、町の機能の大部分がストップした。

「あの人たちは、私たちの宗教に背いている」と、デモ参加者の1人ビムラ・デビは興奮気味に語った。容疑者が釈放されないなら、「わが身に火をつけて抗議してやる」。

議論の余地がないほど事実はあるのに

州警察は、容疑者たちとアシファちゃんの死を結びつける物的証拠とDNA検査の結果を入手しているという。さらに130人以上に事情聴取を行い、「議論の余地がないほど事実の裏づけができた」という。

しかし、ヒンドゥー至上主義政党の人民党(BJP)の有力議員の中には、捜査の担当を州警察から中央捜査局(CBI)に移すべきだという声がある。CBIのほうが州警察よりも優秀だし中立だというのだ。しかしこれは容疑者の罪刑を軽くする試みだという見方が強い。BJPは現在インドの与党で、CBIもその支配下にあるからだ。

犯行現場がヒンドゥー教寺院だったことも、宗教対立を悪化させている理由の1つだ。

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