インド8歳児、「集団レイプ」の酷すぎる理由 ヒンドゥー教の寺院で殺害された

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州警察は、事件を計画したのは寺の管理人サンジ・ラムだとにらんでいる。ラムが、自分の甥とその友達にアシファちゃんを拉致して殺させたというのだ。アシファちゃんが選ばれたのは、草原にひとりぼっちでいた子どもで、「ソフトターゲット」だったからだという。

バカルワル族は、北インドの草原や丘陵地を移動する遊牧民で、冬場はヒンドゥー教徒の農家から土地を借りて放牧をしてきた。だが近年、カトゥア地域の一部ヒンドゥー教徒は、遊牧民に嫌がらせをするようになった。ラムはそのリーダー格だった。

イスラム教徒の女性たちが恐れていた男

「ラムがまいた毒は広く拡散してきた」と、バカルワル族の長老の1人であるタリブ・フセインは言う。「私が若い頃、サンジ・ラムの名前を聞くとイスラム教徒の女性たちは震え上がったものだ。ラムは、バカルワルの女性たちに悪さをすることで知られていた」

このため、アシファちゃんが草原から帰ってこなかったとき、両親はすぐに大変なことが起きたのではないかと考えた。そして警察に相談して、ラムの寺院を訪れた。だが、ラムはそんな少女は見ていないと言い張った。寺の入り口には鍵がかかっていた。警察の調べによると、アシファちゃんは食べ物を一切与えられず、テーブルの下に隠されていた。

アシファちゃんの父親は、バカルワル族を怖がらせてこの地から追い出すという犯行目的について、「私たちはここに土地を持ち、生活を築いているのに」と語る。「ここは私たちにとっての故郷だ」。

アシファちゃんは学校に行ったことがなかった。男の兄弟が学校に行っている間は、彼女は草原で遊ぶことが大好きだったという。

(執筆:Jeffrey Gettleman記者、翻訳:藤原朝子)

(c)2018 New York Times News Service

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