
こうしたウイスキーは、モルト原酒とグレーン原酒をブレンドして作られる。サントリーは「早期に(高級品の)計画出荷を行い、全体で供給バランスを取っているため増産が可能」(会社側)とする。熟成期間の短いモルト原酒やグレーン原酒が使用できることも要因だが、「その比率は公表していない」(同社)。
輸入原酒使っても、国産ウイスキー?
通常、食品表示基準では、最も多く使っている原料を最初に記載する必要があるが、酒類は適用外。そのため、専門家からは「安価なウイスキーは大半がグレーンでもおかしくない」(ウイスキー評論家の土屋守氏)との声も上がる。
ブームの陰で、ジャパニーズウイスキーの表記をめぐる問題も浮上している。
みりんなどの調味料を手掛けるサン.フーズ(山梨県)は「御勅使(みだい)」や「富士山」を製造。「富士山」はジャパニーズウイスキーを名乗るが、「自社で蒸留した原酒に海外から輸入した原酒を加えて、ブレンドしている」と、担当者はあっけらかんと話す。
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