春競馬開幕「クラシックレース」の楽しみ方 国内クラシックは他レースと何が違うのか

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今回のテーマは、その春競馬の中でも最も重要な「クラシックレース」について述べたい。

中央競馬の平地競走のGⅠは24レース。GⅠの中でもクラシックはこれから行われる3歳馬のレースで、3冠レースと呼ばれる「皐月賞」「日本ダービー(東京優駿)」「菊花賞」と牝馬限定の「桜花賞」「優駿牝馬(オークス)」の5レースをこう呼ぶ。もともとはイギリスのレース体系を模範に作られたレースだ。

競走馬にとって世代のチャンピオンを決める一生に一度の最も華やかな舞台と言っていい。「クラシック」という言葉の語源は「古典」や「格式のある」という意味である。日本ダービーは今年が第85回となる。日本の競馬の中でもクラシックは伝統のある格式の高いレースになっている。

クラシックには選定レースの意味がある

イギリスの「2000ギニー」が皐月賞、「ダービーステークス」が日本ダービー、「セントレジャーステークス」が菊花賞、「1000ギニー」が桜花賞、「オークス」がオークスのモデルとなった。そもそもクラシックはサラブレッドの優れた血統を残すために種牡馬や繁殖牝馬の価値を高める選定レースの意味がある。

だから皐月賞、日本ダービー、菊花賞は「3歳牡牝オープン」という出走条件で、去勢された騸馬(せんば)は出走できない。

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