アラフォー女性も現役「ハワイ婚活」の実際 ハワイで人気が高いのは稼げる女性だ

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とりわけ、ハワイでは、稼げる女性が大人気ですので、語学に自信がある、自分にしかない技術がある、海外で起業してみたい!など意欲的な女性は、ハワイを選択肢の1つに入れてみるといいかもしれません。

もちろん、ハワイにも働き者の男性はいます。目下、ハワイでもっとも景気がいいのが、高級コンドミニアムの建設ラッシュに沸く建設業で、寒い州に住む若者が「楽園ハワイに憧れて」アメリカ中から「出稼ぎ」の男性が訪れているのです。彼らは朝7時から午後3時までのシフトが一般的。短いように感じるかもしれませんが、常夏のハワイでは日中屋外で働くのは大変なことです。

血のつながり以上に大切なものがある

アメリカでは、日本で言う3Kの仕事は、給料が高くないと誰も働きません。ですので、こうした現場で働く人たちのお給料はとても高く、たとえばトラックの運転手の年収は日本円にして1700万円に上ることもあります。

もう1つ、日本人とアメリカ人の結婚観の違いを挙げるのならば、それは多様性に対する寛容性かもしれません。実は、アメリカでの離婚率は下がり続けていますが、同性婚が認められるようになるなど、家族の形も多様化しています。養子縁組や異母兄弟など、複雑な家庭環境を受け入れることに慣れていない日本人にとって理解するのは難しいかもしれませんが、血縁関係などなくても愛を分かち合っている家族が、アメリカにはたくさんいます。

かくいう私も、子どもを連れてハワイで再婚をした1人です。夫と子どもはまったく顔の似ていない「父子」ですが、子どもにとっては、毎晩、絵本を読んで寝かせてくれたのも、授業参観や面談、試合の観戦にきてくれたのもアメリカ人の父親。彼にとってはとても近い存在で、考え方や習慣は血がつながっていなくても似ているな、と思うところがあります。

実際、血縁関係がなくても、大切な人の子どもを大切にすることは当たり前で、愛情を与えることをもったいぶらないところはいかにもハワイらしいところです。たとえ、血のつながりがなくとも親からたくさんの愛情を受けて育った子どもたちは、自らの存在に自信を持って生きているので、将来、誰かに愛を与えられる大人になるのだろう、と思います。

それを考えると、私たち日本人は、愛は与えられるものだと受け身になりすぎなのかもしれませんね。従来の固定観念や先入観に縛られず、結婚と向き合うことができれば、日本だろうと、ハワイだろうと、もっと自由に恋愛できるようになるのではないでしょうか。

イゲット 千恵子 ハワイ教育移住コンサルタント

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Chieko Egged

1971年、神奈川県生まれ。 離婚後、難病の息子を抱えてハワイへ教育移住。国際再婚し、ハワイ在住歴14年。オーガニックスパ、ハワイブランド化粧品会社、美容スクール、通販サイト、コンサルティングの会社を経営。母、妻、経営者の目線で書く、ハワイ生活情報、社交界、ビジネスや教育などを書いたブログで人気を集める。著書に『経営者を育てるハワイの親 労働者を育てる日本の親』がある。

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