子どもの最貧国・日本 学力・心身・社会におよぶ諸影響 山野良一著
OECD26カ国を対象にしたユニセフの調査「子ども貧困リーグ」で、日本は2000年時点で7人に1人が貧困で10番目に子ども貧困率が高い。国内の経済状況を考慮すれば、その後もさらに厳しい数字になっていることは想像に難くない。実は子どもの貧困は先進国でも大きな社会問題で、各国政府はさまざまな対策を講じている。しかし日本の政府は無策であるばかりか、貧困の存在すら認めようとしないという。
著者は米国の児童保護局でも働いた経験を持つソーシャルワーカー。現場での体験や海外のデータ(日本には子どもの貧困に関する調査データがない)を基に、「貧困大国」となりつつある日本の現状に警鐘を鳴らす。
光文社新書 861円
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