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広島カープ「チケット争奪戦」ヤバ過ぎる実態 昨年の反省を生かし対策を進めているが…

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  • 伊藤 歩 金融ジャーナリスト
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結局割り込み防止にはならなかったが、その分、整理券配布日当日の大量割り込みによる混乱は回避できた。「並んでいる人の傾向など、ある程度の情報収集ができたので、来年に生かしたい」(球団)という。

なおも山積する課題

チケットを販売する球団側は来年以降も開幕前一括販売を継続する意向だ。発売時期を分ければその都度この騒ぎが起きるからだ。シーズン途中で同じ騒動が起きたら対処は不可能だろう。

昨年のクライマックスシリーズのチケット販売を、コンビニなどに外部委託したのも同じ理由による。外部委託すれば、当然球団は委託手数料を負担しなければならない。球団に自力で売り切る力があるのなら、あえて外部委託する必要は本来ないが、ペナントレースが終わっていない段階で球場で販売すれば、収拾がつかなくなると踏んだのだ。

あるグループが内野自由席の場所取りをしている様子(写真:カープファン提供)

さらに、内野自由席のチケットを大量購入し、勝手に「準指定席」として転売しているグループも存在するようだ。開門ダッシュで座席を確保する役、購入者をゲートから座席まで誘導し、転売グループが指定した席に座らせる役など、メンバーそれぞれに役割分担があるとみられている。

球団はこの件については「ファンから聞いてはいる。まだ情報収集段階だが、情報が蓄積できたら分析したうえで対処を考えたい」という。

また、ビジターパフォーマンス席のチケットをカープファンが買い、コンコースで立ち見をする問題を解決するため、今シーズンから巨人戦、阪神戦以外のカードではビジターパフォーマンス席が大幅に縮小される。

ビジター球団の地元ファンからは悪評芬々らしく、手すり一本でカープファンとビジターファンが隣接するリスクも新たに発生する。「警備は大幅に増やす」というが、果たしてどうなるか。カープファンの不満が解消する日はまだまだ先になりそうだ。

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