イタリア総選挙は「ハングパーラメント」に 両院とも過半数を獲得する政党がない状態へ

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過半数を制する政党はなく、再選挙の可能性もでてくる。

ドイツでの大連立政権誕生で5カ月余りに及んだ政治空白が解消されるが、多額の債務を抱えるイタリアで政治空白が長引けば、ドイツに代わる新たな懸念となりかねない。

議会は3月23日に開会の予定。ただマッタレッラ大統領は政権樹立に向けた協議を4月上旬まで始めないとみられている。

民主党のレンツィ党首は辞任する公算

過去2カ月にわたる選挙期間中、各政党の指導者は、選挙後に他党と連携する可能性を繰り返し否定してきた。しかし、五つ星運動はその後、他党と共通する政策の話し合いに前向きな姿勢に転じたが、閣僚人事の交渉には応じないとしている。

ウィンポールの世論調査責任者、フェデリコ・ベニーニ氏は、「五つ星運動」に加え、反移民を掲げる右派政党「同盟」が議会の2大政党となる見通しで、双方が望めば、政権運営が十分可能な議席数を2党で確保できると指摘した。

4日の段階で主要政党の党首からのコメントはなかった。最終結果を待っている状態だが、中道左派の民主党のレンツィ党首は辞任するとみられている。

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