「東大合格の秘訣」を野球部・浜田監督が伝授 野球も勉強も勝手に限界を作ってはいけない
「中学1年の頃、東大に入りたいと思うようになりました。野球も勉強もしたいと考えたとき、目指すのは一番上である東大で野球をやることだと考えました。野球と勉強を両立させるのは大変でしたね。
中学3年の頃に成績が悪くなったり、高校3年時には東大の受験に落ちたりと、うまくいかない時期もありました。
でも『東大で野球がやりたい』というモティベーションがあったので、乗り切ることができました。
支えになったのは、先輩の存在でした。東海高の野球部OBに、2012年に東大野球部の主将を務めた永井兼さんがいます。『自分も永井さんのようになりたい』とお手本にしていました」
全力で野球をして全力で勉強する
「高校3年夏の時点で、東大模試の合否判定は「E」。当時は基本ができていないのに難しい問題ばかり解こうとして、成績が上がりませんでした。浪人してから基本をやり直したところ、成績が伸びましたね。
また、浪人した年の夏に浜田監督の「野球部流 合格講座」を受講しました。それまではどの科目も平均的だったのですが、英語を頑張った結果、東大模試での偏差値が65まで伸びて『得意技』を作ることができました。
文武両道は大変ですが、やりたいことは続けた方がいいと思います。野球をやるときは全力で野球をやる。勉強する時は全力で勉強する。その切り替えが大切です。
僕は野球で『この時期までにこれができるようになろう』と考えて練習していました。それが受験勉強にも生きましたね。目標から逆算して計画的にやれば、実現できると実感しています」
山下の例は、いいお手本になると思います。ぜひ参考にしてみてください。
最後に、大事なことなのでもう一度言います。
「自分で勝手に限界を作るな! 野球も勉強も『こんなもんだろう』と思うとそこまで。自分の可能性を信じてチャレンジ」。
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