やんちゃ坊主はもう卒業、収益化に邁進するユーチューブ

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 スカパーだけでなく、ほとんどのコンテンツパートナーは、ユーチューブを番組プロモーションと視聴者とのコミュニケーションの場と割り切っており、広告で収益を上げることに積極的な会社は多くない。

目下の焦点は、民放のどこが真っ先にユーチューブと組むか、だ。1年前には民放各社は人気番組の違法アップロードを確信犯的に放置しているような“ならず者”のユーチューブと組んだスカパーに対し、冷ややかな視線を送っていたものだが、ここにきて明らかに態度が変化している。特に制作現場では、ユーチューブへの好意的な意見が広がっている。人気番組には海外からのアクセスも多いことから、海外での新しいビジネスチャンスが広がるとの期待の声も出ている。早々に、ユーチューブと手を組む民放が現れても不思議ではない雰囲気だ。

日本民間放送連盟デジタル推進部の斎藤信吾主幹は「ユーチューブはかつてとは大きく変わった。十分ではないものの著作権保護に向けた取り組みも前進しており評価できる」と言う。一方で、より深刻な問題と指摘するのが中国の動画サイト。「中国には長さ無制限で画質がいいサイトが乱立しており深刻だ」。“ならず者”の称号は中国へ移ったようだ。

(週刊東洋経済編集部)

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