「上司のダメ出し」に全部対応するのは損だ デキる人は優先順位をこう判断している
外資系コンサルでIT戦略の策定・実行支援の仕事をする傍ら、日々の仕事で見つけた気づきや役に立った方法論を整理して紹介するブログ「NAEの仕事効率化ノート」。このブログを運営するNAE(なえ)さんに、今回の記事では上司などから「資料へのダメ出し」を受けた場合の対応について語っていただきます。生産性を上げるためのコツがそこにはあります。
レビューの指摘はすべて修正しなくていい
作った資料が、修正指示だらけで泣きそうになる……。これは、「若手あるある」のひとつでしょう。私も入社してすぐの頃は、「なにをしたい資料かわからない」「言いたいことと全然違う」「デザインが最悪」「構成がめちゃくちゃ」「1秒でダメ資料だとわかる」など、辛辣なレビューを受けてきました。時には「自信作」さえズタボロになり、ゼロから作り直しを命じられることもありました。
このような厳しいレビューを受けると、焦りや恐怖心から、「次回レビューでは、指摘事項を全部反映した完璧な資料を出さなければ」と思ってしまうものです。すると再レビューに出すタイミングが遅れ、「まだできていないのか」と言われて萎縮し、さらなる完璧を求めるあまり仕事の効率やスピード感が失われ、重ねて怒られた結果、仕事に対する自信が失われ成果が出せなくなっていく……。資料レビューをきっかけに、この「負のスパイラル」に陥ってしまうのはつらいものです。どうすればいいのでしょうか?
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