韓国世論反発「何のための合同チームなのか」

平和演出を狙う韓国政府に対して反発の声

 1月16日、韓国政府が、来月平昌(ピョンチャン)で開催する冬季五輪において朝鮮半島の南北融和をアピールしようと、北朝鮮選手との合同チーム結成を提案したことに対し、一部の韓国選手は「激怒」している。写真は、韓国・坡州市の非武装地帯(DMZ)近くのフェンスに結ばれた統一旗。15日撮影(2018年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 16日 ロイター] - 韓国政府が、来月平昌(ピョンチャン)で開催する冬季五輪において朝鮮半島の南北融和をアピールしようと、北朝鮮選手との合同チーム結成を提案したことに対し、一部の韓国選手は「激怒」している。

平和演出を狙う韓国政府に対して、国民の関心が低いことが浮き彫りとなった。

国際的に孤立する北朝鮮が平昌五輪にどう参加するかを巡り、南北当局者による協議は今も継続している。しかし、北朝鮮の核・ミサイル開発を巡って昨年来、国際的緊張が高まるなかで、南北関係の改善に向けて五輪を利用するという韓国政府のもくろみは、強い反発によって足元をすくわれる可能性がある。

韓国チームの選手たちは激怒

北朝鮮選手との合同チーム結成が第1に検討されているのは、アイスホッケー女子チームで、韓国の都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光相は国際オリンピック委員会に(IOC)に対し、登録枠を23人から30人以上に増やすことを求めると述べている。

3週間の米国合宿を終えて12日帰国したばかりの韓国チームの選手らは大きなショックを受けた、と韓国アイスホッケー連盟の幹部は語る。

「選手たちは、ばかげたアイデアだと激怒している」と同幹部はロイターに語った。「政府が何の前触れもなくわれわれを選び、赤の他人と一緒に五輪でプレーしろと言うなど、まったく言葉も出ない」

インターネット上では、合同チーム結成案を撤回するよう韓国大統領府に求める署名活動が行われており、多くの署名が集まっている。

次ページ世論調査によると、70%超が合同チーム結成に反対
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 本当は怖い住宅購入
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
おうちで稼ぐ、投資する!<br>在宅仕事図鑑

コロナ禍の下、世代を問わず広がったのが「在宅で稼ぐ」ニーズ。ちまたにはどんな在宅仕事があり、どれくらい稼げるのか。パソコンを使った「デジタル小商い」と「投資」に分け、誰にでもできるノウハウに落とし込んで紹介します。

東洋経済education×ICT