日の丸食品メーカー、米国攻略の勝算

“先駆者"キッコーマンに学べ!

明治は米国向け「きのこの山」「たけのこの里」を大阪工場で製造・輸出する。今回のSQF取得は、「流通のメインストリームに入るため」(品質本部品質保証部の吉田照展・品質管理3グループ長)。日本の安全管理は厳しいといわれているが、「SQFの要求事項も非常に細かい。窓ガラスや工場内の食堂、作業着などについても細かに決められている」と、吉田氏は話す。

勝負を握るのは“現地化”

北米のメインストリームで勝負するための素地が整った「きのこ」「たけのこ」。現在の売上規模は非公表だが、「まだまだバンバン売れているわけではない」(同社)。北米の菓子市場にはネスレ、マース、ザ・ハーシー・カンパニーなどの超メジャーな競合に加え、地場の小規模メーカーがひしめいており、おまけに価格も比較的安い。森田氏は「チョコレートとビスケットを組み合わせた菓子は少ない。子どもなどをターゲットに、新たな食経験を提供したい」と意気込む。

果たして、日本の食品メーカーから、第2、第3のキッコーマンは誕生するのか。カギを握るのは、徹底的な“現地化”に他ならない。

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