上司が自分をマネジメントするのではなく、こちらから積極的に上司をマネジメントしてやるぜ!という姿勢です。
上司が5時から仕事をしないというならば、5時からあなたが上司の補助輪として、上司の覚醒を促してあげるしかないのです。
上司の覚醒を促す一番の秘訣は、なんといっても危機感です。上司自身が一番「致命的」だと考えている危機感を刺激するのです。たとえば「部長が言ってました。やばいです」と一言添えるだけで、5時からおじさんは覚醒しはじめ、くわっと目を見開きます。
5時からおじさんは別に仕事ができないわけではありません。単に5時からじゃないと仕事をしないだけです。逆に言えば、5時から仕事すればなんとかなるだろうと考えているのです。なので、ここを逆手にとって、
「今すぐやらなければ死ぬぞ」
という危機感を刺激してあげるのです。
5時からおじさんは習慣の奴隷です。今まで続けて習慣から抜けることができません。これを変えてあげるのは至難の業です。そして、その習慣に合わせてあげて、自分の人生を犠牲にする必要はありません。もしかしたら、おじさんは夜型なのかもしれませんが、こっちは朝型なので定時に帰りたいのです。
日中に働くようになった上司は…
さてはて、自分なりの働き改革をすると決めたAさんは、5時過ぎに上司が引き留めてくるような仕事についてあらかじめ予測をつけて、日中に危機感をあおって上司の行動を促すようにしました。
その結果、何が起こったかと言いますと、日中働くようになった上司は、疲れて早く帰るようになったのです。
そう5時から仕事おじさんに必要だったのは疲労だったのです。
ただでさえ疲れている5時から仕事おじさんを、さらに疲れさせるのは鬼のような所業かもしれませんが、致し方ありません。疲れた5時から仕事おじさんはだんだんと正しいサイクルを取り戻し、部下たちは5時過ぎに引き留められることが減ってきました。その結果、Aさんも少しの残業はあるものの、毎日午前様は回避できるようになってきたのです。Aさんは家族と過ごす時間も増えて、嫁の機嫌は回復したといいます。
5時から仕事おじさんは別に仕事ができないわけではありません。むしろ、疲れた体に鞭打って仕事を何とかしようとしている責任感が強いおじさんなのです。しかし、部下としてはそんなおじさんに巻き込まれるわけにはいきません。ここは心を鬼にしてさらにおじさんに鞭打っていきましょう!といったところで今日は失礼します☆
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