ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞 茂木健一郎 著
トヨタ自動車とノーベル賞受賞者。一見すると関係のない両者を発想法の視点から調べると、共通点のあることに著者は気づいた。「ふつうの人が智恵を出し合い創造性が生まれた」ことだ。
トヨタは現場労働者から会社のトップまで「カイゼン」を提案し、集合知で優れた物づくりを行う。ノーベル賞の研究は対話や共同研究での「ひらめき」が種になったものが多い。「創造性がかぎられた人に与えられている」との通念は誤りで、ひらめきは誰でも持ち、「脳を鍛える」「みんなでやる」ことで活発に生まれるとする。そして、「日本人は創造性に欠ける」という誤った先入観にとらわれずに、「自分の可能性」に向き合ってほしいと訴える。
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