立憲民主党の枝野代表、「アイドル論」を語る 「欅坂46の同調しない反骨心に共鳴した」

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――今の"推しメン"は誰ですか? AKB48チームBで、現役慶大生の竹内実宥、とされてきましたが。きっかけは何だったのでしょうか。その次の”2推し”はいないのですか。

枝野氏の今の最大の推しメンは、AKB48の「みゆみゆ」こと竹内実宥だ(筆者撮影)

そうです。みゆみゆ(竹内実宥)です。先日彼女がツイッターで、「枝野さんが(AKB48から)坂道に推し変してしまったのか?」と、気にしているツイートがありまして。「違います」って返信しようとも思ったんですが、さすがに選挙中にはできないなあ、と。「いいね」だけ押しました。ネットニュースの記事で、「枝野は推し変した」と書かれましたが、推し変はしていません。

竹内さんがNHK・BSプレミアムの番組「AKB48 SHOW!」で、(ファンに人気のAKB48劇場公演曲)の『初日』をピアノで弾き語りをしていたのを見て、感動したんですよ。あれ以来、『初日』もカラオケレパートリーになりました。慶大SFC(湘南藤沢キャンパス)で講演があったとき、「竹内さん、歩いてないかなあ」とちょっと期待していたんですが、会えなかったですね(笑)。

次世代ではAKB48の若手「みーおん」(向井地美音)にも、枝野氏は注目している(写真:AKS)

次はAKB48の向井地美音さん(みーおん)かな。『翼はいらない』でセンターを務めたんですが、プロモーションビデオがべらぼうによくて。乃木坂46ファンとよく書かれていますけど、乃木坂46は曲推しですね。欅坂46は歌詞のメッセージ性っていう意味で気に入っているけど、(センターの)平手友梨奈さんしかわからないです。

大の大人がアイドル好きでも問題ない

――枝野さんの好みからすると、1970年代フォークの世界観でやっている、欅坂46の「ゆいちゃんず」(今泉佑唯と小林由依)という、2人組ユニットの曲がいいと思います。「反逆のアイドル」というイメージとは違った、欅坂46のもう1つの魅力ですね。

それは知らなかった。忙しくない時期だったらチェックできるんですが、この3~4カ月は全然時間がなくて、追い切れてなかった。でもそんな日々のなかでも、(乃木坂46の最新シングル)『いつかできるから今日できる』はちゃんと歌えるようにしたし、(AKB48の前作シングル)『♯好きなんだ』も覚えた。『いつか~』の2コーラス目の冒頭の歌詞は「枝の」ですからね(笑)。『♯好き~』のほうは歌いやすい王道アイドルソングです。(欅坂の最新シングル)『風に吹かれても』、これも覚えなきゃいけないんだろうなあ・・・。

――最新シングル曲は絶対に歌う、という執念がすごいです。でも、忙しい時期は、曲の入手は秘書に頼むんですか?

いや、もう秘書からも、あきれられちゃって。自分でダウンロードしていますよ。基本的には移動中に聴いて覚えるんですよ。あとCDは、ある大手紙のデスクが握手券を抜いたあとのCDをくれたりするので、ここ5~6年のAKB48のシングルは全部持っています。

――なるほど。ただ、大人の男性がアイドルに興味を持つことについては、嫌悪感を抱く人もいます。リスクは感じませんか。

アイドルで大事なのは、曲と歌詞とパフォーマンスです。アイドルが好きというよりも、厳密に言うとアイドルソングが好きなので、自分のカラオケの持ち歌を増やすため曲を覚えているだけなんです。だからというわけではないけど、問題ないと思いますね。

竹内 一晴 ジャーナリスト

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たけうち かずはる / Kazuharu Takeuchi

1970年名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。大手芸能事務所、CS演劇専門放送局プロデューサー、写真週刊誌専属記者等を経て2004年からフリー。報道・表現の自由、大学自治、韓国社会事情、カラオケ、アイドル等の記事を執筆。田島泰彦編『個人情報保護法と人権―プライバシーと表現の自由をどう守るか』に論稿掲載。48グループの推しメンは松井珠理奈(SKE48)、注目株は山田菜々美(AKB48・Team8)だが、全メンバーを公平に見ることをモットーとする。

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