利回り6%超の上場REITを買ってみた 日本株は11月堅調でも、12月は下落?

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【10月31日 火曜日】日経225先物は、110円安の2万1910円、NYダウは、85ドル安の2万3348ドル。12時17分、日経速報メールで、日銀決定会合、大規模緩和を維持と報道。安倍晋三首相は2019年10月から消費税を10%にすると言っており、そのために多少バブルを起こしておかないと、という意図があるのかもしれない。9月の有効求人倍率(正社員)は、1.02倍と過去最高で、いよいよ人手不足が鮮明になった。統計を取り始めた2004年以降最高だそうで、企業は人件費増で大変だろうけど、給料アップは、景気にはプラスに働きいい傾向だと思う。

日経平均は、6銭安の2万2011円。歴史的な連騰をした10月相場を振り返ると、9月29日の日経平均は、2万0356円であったので、10月は、1655円(8.13%)の大幅上昇となった。こんな大相場になるとは、予想できなかったな。

11月は堅調でも、12月相場はいったん下落?   

【11月1日 水曜日】日経225先物は、260円高の2万2210円と大幅高。NYダウは、28ドル高の2万3377ドル。安倍氏、第98代首相に選出。日経平均は、408円高の2万2420円と爆上げ。そろそろ下がるのではないかと信用売りしていた売り方が、この急騰に耐えかねて、損失確定の買い戻しをしてさらに上昇した(いわゆる「踏み上げ」)のではないか。

【11月2日 木曜日】日経225先物は、80円高の2万2510円、NYダウは57ドル高の2万4335ドル。優待目的で9月26日に1400円で買ったタナベ経営(9644)を1500円(前日比+29円)で100株売り、9352円の利益確定+9月の優待品(オリジナル革手帳3000円相当)。日経平均は、119円高の2万2539円と続伸。2万2500円台は、1996年7月1日以来、21年4カ月ぶり。1996年6月26日に付けたバブル崩壊後の戻り高値「2万2666円」が見えてきた。21時10分、日経速報メールで、英国の中央銀行が10年ぶり利上げ、物価高を抑制と報道。

【11月3日 金曜日】文化の日で日本は休場。日経225先物は、70円高の2万2550円、NYダウは81ドル高の2万3516ドル。「FRB(米連邦準備制度理事会)新議長にジェローム・パウエル氏」とドナルド・トランプ米大統領が発表。

【11月4日 土曜日】2016年12月から2017年9月までの10カ月間、日経平均は、1万9000円から2万円のボックス相場を続けてきたが、9月中旬の1万9500円から2万2500円へと3000円上昇の大相場となり、そして16連騰の連騰記録更新。まさにこの間「押し目待ちに押し目なし」と、私を含めてこの大相場に乗り切れていない個人投資家も多いと思う。

ここからの投資戦略としては、押し目を待つか、出遅れている高配当銘柄、あるいは12月、2月、3月に優待の権利がもらえる銘柄を狙っていきたい。年内の相場見通しをよく聞かれるが、11月は堅調な展開が続きそうだ。ただ、12月は個人投資家も利益確定をして、年越しをする人が多い。なので12月はいったん下げる展開を予想している。

内田 衛 カリスマ投資家

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うちだ まもる / Mamoru Uchida

個人投資家。高校時代から株の取引を開始。平成バブル崩壊で多額の借金を背負うが、自力で全額返済して大復活。大学卒業後、大手生保勤務後、フリーに。FP資格を持つ。現在の運用資金は3億円以上。株式投資では中長期、低位株投資が基本。株式のほかに、株の利益で収益不動産投資も行う。2007年8月からは『オール投資』(現在休刊)で5年以上にわたり投資日記を連載、大人気を博す。

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