グローバルエリート、ももクロを徹底分析! グローバルエリート×スーパーIT灘高生対談1
──イメージがわくように、映像を流しますね。
ムーギー: (視聴しながら)ああ、早見さん、やっぱりかわいいやないのー。
Tehu: (再生の秒数を見て)ここらへんにしてください。
ムーギー: マニアやね。何分何秒かまで知ってる。
Tehu: ライブの最後はもう汗と涙でグシャグシャになるんです。ここからです。……おい!
ムーギー: うりゃ
Tehu: おい!
ムーギー: うりゃ
Tehu: おい!
ムーギー:うりゃ
Tehu: おい!
ムーギー:ほな、ほんまにフランスに帰らせていただきます。
オタ芸は自然発生的に生まれる
Tehu: まあ、そんな感じなんですけど、これが終わって、メンバーが「ありがとうございました!」って言うときに、自然に観客のなかから「世界のももクロナンバーワン!」という掛け声が起こるんです。これは昔、ある有名なアイドルオタクの方がつくられた掛け声で、ライブ会場で提唱してみんなでやって、今はももクロファンの定番になっているんです。
ムーギー: 世界のももクロナンバーワン!
Tehu: 世界のももクロナンバーワン! アイドル界っていろんなオタ芸があるんですよ。AKBさんで言えば、間奏のときに「タイガー、ファイアー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャージャー!」という掛け声があるんです。意味わかんないですけど。でも、そういうのって運営者やメンバーは一切指示していないんです。勝手に生まれるんですよ。
ムーギー: 自然発生的に。
Tehu: 自然発生的に。
ムーギー: ファンたちが勝手にこれやろうということで。
Tehu: そうなんです。今はインターネットがあるので、すぐに世界中に広がっていきますが、インターネットがない大昔から、モーニング娘。時代からそういうオタ芸が自然に広がっていっているんです。
ムーギー: やっぱり日頃、ちょっと虐げられているオタクの人たちが、一体化して何かを一緒につくって盛り上がるっていうのがいいんかな?
Tehu: また炎上しますよ。AKBも、ももクロも、ファン層はほんとにライトです。普通に恋人同士でライブに来たりしますし。
ムーギー: コアオタクじゃないんや。たしかにオレの親戚がひとり、ももクロのファンになってて、ネット上でのオレのコラムへの罵詈雑言の数々、その親戚からやってんけど。
Tehu: (笑)
ムーギー: もうオタクじゃなくて、一般マーケットをつかんだんや。
Tehu: そうですね。