グローバルエリート、ももクロを徹底分析! グローバルエリート×スーパーIT灘高生対談1

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 夏休みに緊急来日したグローバルエリートと、スーパーIT灘高生のTehu君との特別対談を実施。ももクロ、AKBなどのアイドル論から、グローバルエリートを育てる教育論まで、2人の異才が徹底的に語り尽くす。
緊急来日したグローバルエリートが、スーパー灘校生と対談してみた

(司会:佐々木紀彦、構成:上田真緒)

さて、最近「東洋経済オンライン」をご覧いただければおわかりのよう、コラムニストの数が増えに増え、聞くところによると実に100人を超えるらしい。

これは編集長の“スターコラムニストをつくって一人に依存することのないよう”にする戦略の一環で、またAKBのようにコラムニスト間で常に競争させる作戦なのではと勘繰っているわけだが、それにしても最近、毎日のように新しいコラムニストが数人投入されている。

これは“東洋経済オンラインの不動の横綱”を勝手に自負するグローバルエリートにとって身が引き締まる反面、芸風が被るコラムニストは明らかに目の上のタンコブなわけであり、内心心穏やかではないのも確かで、将来の脅威になる競争相手は青田買いならぬ青田つぶしをしておかなければならないのは戦略論の基本であろう。

 そこで前回来日した際に、最近日本で話題というスーパー高校生を、彼が若い間に潰しにかかることにした時の模様をお届けしよう。彼は私がももクロコラムを書いてカリスマ芸能コラムニストにリポジショニングしようとしたのに、若干18歳にしてももクロをもじった男性アイドルグループをプロデュースするなど、ひょっとすると2時間YouTubeを見ただけの私に比べてアイドル業界に詳しそうだ。

私がアイドルコラムニスト第一人者を自負する上で必ずや倒さなければならない相手であり、そしてひょっとして到底かなわそうならば翻って手を組むことにするべく、まずはその“ももクロ観”を探ってみたいと思う。

フランスから「ももクロ」談義のためにやってきた

 ムーギー: 君、なんかアイドルのことで頭いっぱいらしいやないの。灘校のヤツらでももクロ(ももいろクローバーZ)みたいなアイドルを仕掛けたんやて?

Tehu: なだクロ(なだいろクローバーZ)です。

ムーギー: ももクロは簡単にさわったらあかんネタなわけ。オレ、ももクロのコラム書いてどんだけ炎上したか。簡単にさわったら怒られるよ。

Tehu: 簡単じゃないです。ボクはアイドル業界、スーパー詳しいです。

ムーギー: ほんま? ももクロのコラムはここだけの話、フランスのおうちで2時間ちらっと見ただけで書いたわけ。ユーチューブで見ただけね。そしたらさんざん文句言われたわ。「モノノフ歴2時間のくせに偉そうなこと言うな」って。

Tehu: (笑)モノノフ歴2時間。

グローバルエリートはノフってる

ムーギー: 「やっぱりグローバルエリートはノフってるんだね」とか、へんな専門用語でめちゃくちゃ言われて。

Tehu: (笑)ノフってる。ということは、記事自体はももクロに好意的だったんですか?

ムーギー: オレは好意的なこと書いてんけど、ま、結論を言うと、早見(あかり)さんがきれいやな、と思ったわけ。

Tehu: わかります。すごくわかります。

ムーギー: あー、いいなーと思って見てたら、なんか「あかりちゃんが引退した」って書いてあって、「それをもって私のモノノフ生活は終わりました。完」とかいう、どうでもいいコラム。余興以外のなんでもなかったのが、やっぱりファンのなかには命をかけている人がいるから。

Tehu: いますね。

ムーギー: それはプロレスマーケットであり、ネトウヨマーケットであり、またこのアイドルマーケットであり。やっぱり個人にとってのプライオリティが一般的な社会通念と全然違うので、自分にとっては冗談でも、相手にとっては神様のところに土足で踏み込んでいったら痛い目にあうね。

しかし、君はももクロにかなり入れ込んで詳しいって聞いたから、どんだけ詳しいのか突きつめようと思って、フランスからわざわざ来たの。これが今回の緊急来日の主要目的ね。

Tehu: すみません、ありがとうございます。ボクはももクロファン歴1年半くらいなんですけど。

ムーギー: なんや、まだまだやな。1年半って。

Tehu: そうですね。ももクロはもう5年ぐらい活動していますので。

ムーギー: 5年もやってんの?

Tehu: メンバーが中1くらいからやっています。

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