グローバルエリート、ももクロを徹底分析! グローバルエリート×スーパーIT灘高生対談1

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地下アイドルと地上アイドルの差

ムーギー: じゃあ、オタク層で終わるアイドルと、一般マーケットに拡大できるアイドル、この違いは何?

Tehu: 地下アイドルと一般アイドルですね。

ムーギー: 地下アイドルと地上アイドルの差にあるのは何なん?

Tehu: 基本的にはメディア露出ですね。メディア露出しないアイドルは、自分から探しに行かないと見つけられないじゃないですか。

ムーギー: でも、みんなメディア露出したいわけで、それができる人とできへん人って何があるの? いっぱいいるアイドルと差別化して、「うちはこんなに面白いコンセプトがあるんです」みたいなのを打ち出すわけでしょ?

Tehu: 打ち出します。でも、そんなアイドルは世の中にゴマンとありましてですね。実際、東京都だけでアイドルグループは数百あるんです。

ムーギー: 数百も!

Tehu: 全国ご当地アイドルグループがたくさんございまして、正直、あんまりかわいくない子でも普通にアイドルをやっています。

ムーギー: そんなにあるなかで君がAKBじゃなくてももクロやと、なだクロまでやろうと思うほど入れ込んだモモクロのコアバリューは何? 君のハートをつかんだのは何なわけ?

Tehu: ボクはなんというか、その姿、熱さです。

ムーギー: 熱さ。やっぱり全力感に。

Tehu: そうです。それをオマージュしようとして、なだクロを企画プロデュースしたんですが、いかに本気感を出すかにこだわりました。公開した18分間の映像も、前後にコンピューターグラフィックスを3分間くらいつけて、かなりそこは本気感満載で。「われわれはこれを本気でやっているんですよ」っていうのを出したんです。その時点で、ももクロファンからの攻撃がほとんどなくなりました。

ムーギー: これね、これがコンセプトやねん。つまり何かにつけて、だるがったり、めんどくさがったり、本気でやるのがカッコ悪いと思われがちな時代が続いたなかで、かわいらしい女の子が本気でがんばっている。なんか怠惰な暮らしをしている自分と対比して、あんな若い子でもがんばってんねんからってことで、刺激を受けてるんやろうね。

(撮影:尾形文繁)

──続きは10月17日(木)に公開します 

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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