五輪決定で過熱する、”東京ホテル戦争” マリオット、アンダーズなど外資が虎視眈々と拡大を狙う
五輪決定で競争に拍車
ほかの外資系ホテルの動きも活発になっている。来年、森ビルが運営を手掛ける虎ノ門ヒルズにハイアット系のアンダーズ東京がオープンするほか、シンガポールを本拠とする高級ホテルのアマンリゾーツが千代田区大手町に初進出する。
ウェスティンやシェラトンなどのブランドを持つスターウッドホテル&リゾートは、「(自社の最高級ブランドである)セントレジス、あるいは(デザイン性の高い)Wの東京進出に向けた交渉がかなり煮詰まっている」と明かす。各社が狙っているのも、やはり訪日外国人の顧客獲得だ。
折しも、20年の東京五輪開催が決定。開業準備を進める外資系ホテルの多くは、五輪の招致もある程度計算に入れていた、と業界関係者は読む。また、訪日外国人の獲得を狙うのは、帝国ホテルやホテルオークラ東京、ホテルニューオータニをはじめとした国内の老舗も同じだ。
今後、ホテルの増設や改装の動きが加速するのは間違いない。
(撮影:大澤 誠 週刊東洋経済2013年9月21日号)
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