希望の党「公認候補リスト」の残念すぎる面々

「野党共闘派」が残存、「身内候補」を優遇…

一次公認の選定は終わった。しかし、実際の選挙事務については滞っているようだ。

「希望の党の党本部は、何の準備もしていない。出馬するには戸籍謄本をとらなくてはいけないことすら知らなかった。このような状態で、我々は選挙を戦いぬくことができるのか」。ある候補者が頭を抱える。

実際、希望の党は選挙準備が全くできていない。筆者が入手した資料によると、10月1日現在ではポスターやビラなどの作成すら、とりかかっていない。ある前職議員も「希望の党は政党として全く機能していない。民進党の県連に全部任せるつもりのようだ」と述べている。要するに、しわ寄せはすべて民進党側にくるということだ。

都民ファーストのコアメンバーが離党

3日には、そうした混乱に追い打ちをかけるような動きもあった。音喜多駿(おときたしゅん)都議と上田玲子都議の都民ファーストの会離党騒動だ。彼らは昨年の知事選から小池知事を応援してきたため、いわば都民ファーストの会のコアメンバーともいえる存在。だが都政で小池知事の権力が強まるにつれ、彼らは冷遇されるようになる。特に都議選で都民ファーストの会の議員が急増すると、存在感はまるでなくなってしまった。もともとメディアへの露出が高かった音喜多氏は、事実上の蟄居状態だったのだ。

それが爆発したのが、9月の代表交代劇。小池知事の特別秘書を務める野田数(かずさ)氏が代表を退いた後、小池知事の秘書だった荒木氏が新代表に就任したが、それを決定したのは小池知事を含む3名だった。

しかも代表選定手続きを定めた党規約については、都議ですらその存在を知らなかった。9月13日に開かれた議員総会では不満が出たが、その後に行われた会見で代表に就任したばかりの荒木氏は「大きな拍手でお認めいただいた」と発表している。

音喜多氏と上田氏の離党届提出は、都議会定例会の最終日に当たる10月5日になる見込み。すでに衆院選までのカウントダウンが始まっているのだが、さまざまな矛盾を内包している小池知事の周辺では、これからも騒動が続くのだろう。

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