リブ肉専門店「ロウリーズ」が支持される理由

ホームグラウンド「赤坂」に戻ってきた

そして今回、日本で初めてオープンした土地であり、“ホームグラウンド”である赤坂へとリターンを果たす。2017年8月に竣工した複合施設、赤坂インターシティAIRの3階。やはり、およそ300坪、天井高さ約5メートルの巨大な空間を活用し、独特の世界観を展開している。

「商業施設のテナントとしては、小さい店をバリエーション豊かにたくさん詰め込む方法が流行していますが、それとは真反対ですね。たまたま、テナントのコンサルティングを担当している人に縁があり、早いうちに入居が決まり、施設のディテールを固める前に、いろいろと要望を伝えることができました」(秋元社長)

ワンダーテーブルの秋元巳智雄社長(筆者撮影)

同店が入っているインターシティービルには、1階ロビーに大きく店名が記されている。このように、店のいわば「顔」を目立つ場所に出すことも、入居にあたっての条件なのだそうだ。同店のように実績のある店舗の場合、その店が“マグネット”となってほかのテナントを集めやすいという、ビル側のメリットもある。ちなみに、恵比寿ガーデンプレイス店についても、店が入っている建物自体にロゴが大きく示されている。

オープンの3~4カ月前から予約を受け付けており、オープン日の客入りは、予約だけでも91組、309人。

「オープン時にはとにかくオペレーションをスムーズに回すため、予約を控えめに調整していました。事前予約としてはよいスタートです」(秋元社長)

「世界のロウリーズを牽引する」

コンセプトは、シンプル&スタイリッシュ。旧赤坂店では「古きよきアメリカ」の雰囲気を伝える本店と同じ内装や食器のデザインを採用していたが、このたびは「世界のロウリーズを牽引する」(秋元社長)との意気込みを込め、クールで未来的なデザインを採用した。銀器ではなくステンレスのシルバー類にしたことや、テーブルクロスを使わず、テーブルの木目を生かしたことなども、思い切った変更点だ。

価格やメニュー、サービスについては、これまでと同様。照明を抑えた落ち着く雰囲気で、ゆったりと配された220席のテーブル席のほか、3室の個室が用意されている。

「赤坂と恵比寿では客層が異なり、恵比寿ガーデンプレイス店では、旧赤坂店にいらしていたお客様が2割もいませんでした。今回、旧赤坂店に来ていただいていたお客様、インバウンドを含め、さらに幅広いお客様にご利用いただければと考えています。ビジネスマンが接待やパワーディナーに安心して使える、『この店はいいな』と思っていただけるような店にしたいですね」(秋元社長)

目標としては、最初の1~2年で10億円を達成、3年目からは10億円以上を目指したいという。オープンにあたっての販促にも力を入れ、メディアや大使館関係者、インフルエンサーなどを対象としたディナーレセプションを3日間にわたって開催した。合計で850人が訪れたという。11月末まで、すでに予約は1320件、5152人が入っているという。赤坂におけるプライムリブ・インパクトはしばらく続きそうだ。

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