話が「長いだけの人」と「短くまとまる人」の差 見出しをつけてズバッと要約してみよう
みなさんの中には新聞を読まれる方も多いと思います。新聞の記事は、なぜ読みやすいと思いますか?
それは、見出しがあるからです。見出しとは、記事のダイジェストです。記事の言いたいことを一言で要約した部分になります。
たとえば、2020年の東京オリンピックが決定したときの新聞は、まず「2020年の東京五輪が決定!!」という見出しが1面を躍りました。まさにこれが記事の要約部分になります。要約してから細部に移行すると非常にわかりやすい文章になります。
これは普段の会話も一緒です。「いまの話に見出しをつけるとしたら何とつける?」と自問することで要約力が磨かれていきます。
要約力を磨く日々のトレーニング方法
では、日々の中で、どのようにして要約力を磨けばよいでしょうか?
たとえば、下記のように、今日の営業報告をメールで行うケースを想像してみてください。
本日は商談3件でした。
そのうちA社からご契約いただけました。
お断りをいただいたB社ですが、もう少し納期を早めてもらえると話が進めやすいということでしたので、納期を1週間前倒しして、再度商談に伺ってもよろしいでしょうか?
またいちばん契約が期待されていたC社ですが、いまは完全にニーズがないようでしたので、半年後に再度アタックする形でいったん様子をみてもよろしいでしょうか?
というメール。上司からすると非常にわかりづらいです。これに見出しをつけたらどうでしょうか?
【結果】
本日は商談3件で、1件ご契約いただきました。
ご契約をいただいたのはA社です。
【ご相談2点】
1点目: お断りをいただいたB社ですが、もう少し納期を早めてもらえると話が進めやすいということでしたので、納期を1週間前倒しして、再度商談に伺ってもよろしいでしょうか?
2点目:いちばん契約が期待されていたC社ですが、いまは完全にニーズがないようでしたので、半年後に再度アタックする形でいったん様子をみてもよろしいでしょうか?
話の中に、【結果】【相談】と見出しがあるので、上司は何に答えなければいけないのかが一目瞭然で非常にわかりやすいです。
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