騙されて叔父の子供を産んだ25歳女性の苦悩 名前・年齢・職業全てが嘘だったことが判明

✎ 1〜 ✎ 217 ✎ 218 ✎ 219 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

この2人の詐欺師とあなたの内縁夫の共通点は、年の離れた若くて純情な女性を、「愛」をエサに言葉巧みにだまし、子どもまでもうけたことです。実際2人の女性はともに、「こんなに愛されたのは生まれて初めてで、とても幸せ」と、魔法にかかったようでした(誰から見ても、つまらない男に!)。

むろん2人とも、うそと知った段階できっぱりと別れています。後者では、「内縁夫」の仕事仲間だと紹介されて、ギャンブル仲間を何度も家に招待していたので、組織ぐるみで芝居を打たれたというショックが重なり、彼女のほうから子どもを連れて、他府県に引っ越しました。

この2組とあなた方との違いは2つです。こんなに恐ろしいうそを知っても、あなたはまだ、彼を信じようとしていることです。2つ目はあなたの「内縁夫」は、血のつながりはなくとも叔父で、あなたの両親までだまし、証拠を突き付けられるまで白状しないなど、良心の呵責もない希代のペテン師であることです。

法に触れていなくても、最低以下の鬼畜の所業

あなたの“叔父”は、法的な問題がない結婚でも、鬼畜の所業に手を染めています。私が育った社会では叔父・叔母は、情において、そして敬意を払う対象として、親と同格でした。交流が密か否かにかかわらず、叔父・叔母も甥(おい)・姪(めい)にはそのように振る舞いました。血のつながりがない姻戚でも男女の関係にはなりえない、親子とほぼ同等の厳然とした関係がありました。そんな私はあなたの「内縁夫」のうそを、激しく憎みます。本妻との関係が清算されても、許せない身分の詐称です。

このように申し上げると、法的には問題がない姻戚関係の叔父・姪の結婚を、封建思想で反対する「愛」を知らないおばさんの“たわ言”だと言う人もいるでしょう。ならばこれを引っ込めて、3年以上も係累・年齢・職業を隠して子どもまでもうけ、証拠を突き付けられるまで「妻」宅でのうのうと別人になりすませる彼の心根が、絶対に許せないと申し上げます。

次ページ鬼畜の所業
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事