ソニーの「頭脳」が考える人工知能の未来

プロトタイプ「AIBO」の意外な姿とは

――AIBOは、本当にかわいくて、初めて見たときにびっくりしましたけれど、最初からあんな形だったんですか?

いや、実はプロトタイプは6本足だったんです。ソニーのあの藤田と景山という2人が実際に手を動かして作ったんですけど、まあ「うーん」と。「もうちょっと改良しようよ」と言って、2週間くらいして、すごくよく動くような6本足のロボットだと、ゴキブリに似ちゃったんですよ(笑)。

新聞の一面に「ソニーゴキブリロボット」ってあると、それよくないねってなって(笑)。で、これはなんとかしなきゃいけないということで1~2か月したら、今度は4本足のロボットができまして、4本足だといきなりかわいくなりまして、「あ、これはいけるかもしれないな」と、そういう経緯でしたね。

AIBOは人工知能が重要だった

――見た目以外にも、もちろんこだわったことがたくさんあるんですよね。

それは「自律性」。要するにロボット自体が自分で周りと相互作用する、ここは歩き、ここは歩いていかない、飼い主と(オーナー)とインタラクションするという、そういうところに、すごくこだわりましたね。だから、「自律型ロボット」として、多く売られたものとしては世界で初めてなんです。

――ものすごい売れたロボットだと思いますが、私たちはあのロボットとAIというものは、すぐには結び付いていなかったんですが、実はそこが大事だったんですよね。

そうですね。自律型というのは、自分で周りの状況を認識・判断して、何かの反応をするということが必要ですから、ここで学習や意思決定であるとか、周りを認識するとか人工知能の基本的な機能というのがそこに入っていないと、成り立たなかったわけですね。

ですから、AIBOの開発は、メカの部分も重要だったんですが、人工知能部分というのが非常に重要で、当時の最先端の人工知能技術というのを投入したということになります。

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