ソニーの「頭脳」が考える人工知能の未来

プロトタイプ「AIBO」の意外な姿とは

上の画像をクリックすると「日テレNEWS24」のページにジャンプします。

キーワードを基に様々なジャンルのフロントランナーからビジネスのヒントを聞く「飛躍のアルゴリズム」。今回はソニーコンピュータサイエンス研究所社長・北野宏明氏。AI研究の第一人者が、人工知能の過去と今、そして未来を語る。

北野宏明氏は、1961年生まれの56歳。1993年にソニーコンピュータサイエンス研究所に入社し、早くからAI(人工知能)などの研究に携わってきたAIの第一人者。また、今年で20周年を迎えた国際的なロボットの競技大会「ロボカップ」を立ち上げた一人でもあり、ソニーのエンターテインメントロボット「AIBO」の開発ではアドバイザーを担当した。

「楽しいロボットを創ろう」

――1つ目のキーワードは「最初のAIBOはゴキブリ!?20万台以上売れたわけは…」ということで、このゴキブリというのは気になりますが、まずは、そもそもAIを使ったロボットはどうして生まれたんでしょう。

当時ソニーは、新しいソニーのコンピューターワークステーション「ニューズワークステーション」が非常にヒットして売れました。その次にデジタル技術を使って、コンピューターじゃないものをつくろうという話になったんです。

その時に何ができるかということで、まあロボットというのがひとつの候補に挙がったわけですね。まあ、企業ですから5年ぐらいで商品化しないといけませんから、その時のロボットの技術では、その時間軸で「何ができます」というほど作れる感じはあんまりなかったです。

それで、そうではなくて、やっぱり“持っていただいて、楽しんでいただくもの、それ自体が商品性があるもの”を作ろうということになりまして、エンターテインメントロボット、人間とインタラクションして楽しいロボットを作ろうということになって、開発が始まったんです。

次ページAIBOに秘めた「自律性」のこだわり
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
菅新政権が誕生しても<br>「安倍時代」は終わらない

牧原出氏執筆の連載「フォーカス政治」。9月16日に菅新首相が誕生しましたが、施策の基本線は「安倍政権の継承」。惜しまれるように退任し、党内無比の外交経験を持つ安倍前首相は、なお政界に隠然たる影響力を保持しうるとみます。その条件とは。

東洋経済education×ICT