借金1.6億円の元ヒルズ族に嫁いだ妻の真実 セレブから転落した夫をそれでも選んだワケ
かつてはFXで大儲けし六本木ヒルズで悠々自適な生活を送っていた清明さん。ところが、2007年のサブプライム・ショックにより10億円あった資産がわずか1週間で、、、3000万円に激減。さらに追い打ちをかける悪夢の展開が待っていた。
「突然マルサがやってきたんですよ!言葉が出なかったです・・・・って感じで絶句でした」(清明さん)
翌年、国税局の査察が入り、4億5000万円の脱税が発覚。追徴金を支払った結果、多額の負債を抱え追われるように、家賃が月80万円を超える六本木ヒルズから、実家であるスクラップ工場の屋根裏部屋に引っ越してきていた。玉の輿だと思っていたお相手が、実は投資に失敗し、多額の借金を抱えていたのだ。
「私、騙された!なんで今日来ちゃったんだろう…。もっと早く彼のこと調査しておけば良かったな、と」(三世子さん)
高級レストランの食事がテイクアウトの牛丼に
素性を明かした彼との日常は一変。食事は高級レストランではなく、テイクアウトの牛丼。寝泊まりするのは高級ホテルではなく、3畳半の屋根裏部屋。憧れていたセレブからは、ほど遠い生活だった。
しかし、詐欺同然の出会いから、わずか3カ月後、三世子さんは、清明さんと結婚する。いったいなぜなのか。
「父の面影がすごく重なる部分があって。私も幼少期の頃苦労して育ってきたので」(三世子さん)
三世子さんの父・哲英さんは静岡でビニールの加工会社を経営。しかし、三世子さんが6歳の時に会社が傾き、家族は貧乏のドン底に。
「トタンのお家だったんですね。6人で暮らしていました。兄弟4人だったので食べるのもキャベツだけとか、そういう生活をしてきたのは事実です。なので、それを抜け出したいなと思って彼に飛びついたんです。でも、父もそういう大変な思いをして私たちを育ててくれました。
どん底まで行った人間はすごく強いなっていうのを見てきてるので、彼も大丈夫かなっていう。支えていこうかなと。父に本当にそっくりだなって、性格も似てますし」
どんなに厳しい状況にも負けずに這い上がってきた父。そんなたくましさを、清明さんにも感じたという三世子さん。
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