借金1.6億円の元ヒルズ族に嫁いだ妻の真実 セレブから転落した夫をそれでも選んだワケ
こうして、極貧新婚生活がスタート。1日でも早く借金を返そうと、スクラップ工場の手伝いを始めた元モデル妻は、毎日、ボロボロの作業着でホコリまみれの生活になった。
その生活は想像以上。3畳の屋根裏部屋にはシャワーがなく、キッチンで体を洗った。さすがに「お風呂だけは何とかしてほしい」と夫に相談したところ、数日たったある日、清明さんが「うちにもお風呂が着いたぞ!」という。見に行くと確かに工場の隅っこに、突如、取ってつけたようなシャワーがポツリ!実はこれ、粗大ゴミとして回収してきた、簡易シャワーだった。
「洗ってたらそのまんまお客さんに見られた。でも、本当に夏場とか助かった。見えてもいいくらい助かりました」(三世子さん)
モデル時代、1本1万円もする化粧品を使うほどこだわっていたメイク道具も、結婚後は100円均一ショップで買った商品など激安のものに。靴は、ルブタンやジミーチュウなどの高級ブランドから数千円のスニーカーに。思い描いていたセレブ妻からは程遠い生活。この現状を、モデル時代の仲間には……
「当時は隠していました。恥ずかしくて言えなかったのもあったので、『実は借金だらけの人だった』って言ったら、絶対『別れなさいよ』って友達が言うので隠しながら生活してたのが事実です」(三世子さん)
仕事は軌道に乗り、借金も着実に返済
そんな生活から4年。今、夫婦はどんな暮らしをしているのか?
清明さんは現在もスクラップ工場を経営。ここ数年、金属の市場価格が上昇し仕事も軌道に乗り始めたようだ。3年前には遅ればせながら極貧時代を支えてくれた妻との結婚式も。そして、3畳だった住まいは工場の近くの1LDKに。ちなみに家賃は15万円。今年、赤ちゃんを授かったことをキッカケにお引越ししたそう。
六本木でシャンパンを開けまくっていた旦那さんも今ではママの子育てをお手伝い。
「奥さんが頑張ってくれているおかげです」(清明さん)
「ああ楽しみだな、おカネ返したらどうしよう…バーキン買えるかな、楽しみだな」(三世子さん)
結婚当時1億6000万円あった借金は4年たった今、2800万円にまで減っている。
「早くいい思いさせたいなと思っています」(清明さん)
そんな夫の言葉に、三世子さんは一点の曇りもなく微笑んだ。
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