「家事育児は主婦がやるべき」説を問い直す 夫婦の数だけ、やり方があったっていい

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漫画の中でも描いたように、これは特殊なケースです。Nさん本人もそのようにおっしゃっていました。そして、この記事は「夫(またはメインの稼ぎ手)も必ず家事育児参加するべきだ!」ということを伝えたいわけでもありません。

Nさんも言っているように、「家族のあり方はそれぞれでいい」ので、夫婦がお互いに納得していれば、どちらかが家事育児をまったくしない、というやり方ももちろんアリだと思うのです。それこそが多様性だと思うので。

ただ、明らかに両者で家事育児しないとまわらなくて、かつベビーシッターなど外部のサポートを入れるのも現実的に厳しいという家庭の場合、Nさんの考え方、仕事面での根回しなどは参考になる部分もあるのかも、と思って今回は紹介してみました。

われこそは、というご夫婦がいらっしゃればぜひ

ちなみに、私のまわりでは「夫婦どちらかがまったく家事にも育児にも参加しないけどお互いに不満もないし夫婦も仲良し」という家庭を知らないので、むしろそういう家庭については興味津々だし、うまくいくコツをぜひ伝授していただきたい!とも思っています。私がまだ知らない世界がそこにはあるのかもしれないので。もしそうなら、この連載でもぜひ紹介したいと思っています。われこそはという方は、ぜひ当連載宛てにご連絡いただけると幸いです(これぞという方がいたら、夫婦個別にガッツリインタビューしたいくらいに本気ですよ~!)。

さて、次回からは、またわが家の話に戻ろうと思います。夫がNさんのように家事育児参加することは不可能で、私のワンオペ育児状態だったわが家がどうしていったか、のつづきです。

ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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