「お盆の新幹線」、本数が多いのは8月10日だ 帰省ラッシュは集中、Uターンは分散傾向?

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ラッシュを避けるため、一足早く東京から抜け出そうという人の流れを予測して、昼間の運転本数をお盆休みの初日、2日目並みに設定。さらに、東京での仕事を終えた単身赴任のビジネスマンが関西の自宅へと戻る流れを考慮して、18時以降の列車を増発した結果、10日の本数がいちばん多くなったのだろう。

新大阪までの本数は10日がいちばん多く、以降、本数が多い日を順番に並べると、11・12日、13日、14日、15日という順番だった。

東京→岡山・広島・博多の本数を調べると、10日に次いで、お盆の中日である15日の本数が多いことが判明した。また、11・16日も上位にランクイン。「今年は11日から20日まで、最大で10連休!」なんて言われているが、実際のところは11日から16日までが休みの企業が多いことが、新幹線の運転本数からうかがえる。

では、なぜ東京→新大阪の運転本数のランキングが他の区間と異なるのか。その最大の要因は、東京→新大阪は日帰り圏としてとらえる利用者が多いからと思われる。お盆休み中に大阪や名古屋からディズニーランドへ、東京からUSJへ日帰り(もしくは1泊程度の短期間)で移動するなど、「休み中のちょっとした移動」でこの区間を利用するので、お盆休み中の12・13・14日も本数が多いのだろう。

上りは13日日曜日がトップに

各地から東京へ向かう上り列車の本数を見ると、すべての区間で13日がトップ。15・16日も3位以内にランクインするという結果となった。

15・16日に本数が多いのは、先述したとおり、お盆休みが16日で終了する企業が多いことが要因と思われるが、なぜ13日の本数まで多いのか。

13日は、11日の「山の日」、12日土曜日、13日日曜日と続く三連休の最終日のため、日中の運転本数が多い。さらに見てみると、東京に22時台、23時台に到着する新大阪始発の「のぞみ」が数本設定され、この「のぞみ」の差で13日がトップになっていた。

この時間に東京に到着する新大阪始発の新幹線の利用者は、家族連れではなくビジネスで利用する忙しい利用者。お盆も通常どおりに動く人たちのため、お盆の期間でも日曜日の夜遅くに東京駅に到着する列車を設定した結果、運転本数が増えたのだろう。

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