お土産は1次会の店で用意してもらってもいいが、用意できなければ、別の店で用意しておく。避けたほうがいいのは、かさばるものや割れるもの。帰りにタクシーを出すなら別だが、そうでない場合は帰宅の際に荷物になってしまい、迷惑をかけることになる。
開催地や自分の会社の近くにある名店の品物を用意するのがオーソドックスで、話のネタにもなる。一方、岩下さんがお勧めするのは、カステラ。「あまり嫌いな人がいないし、朝ごはん代わりにもなる。主婦目線で見たときに、喜ばれやすい商品です」という。
当日の振る舞いにも気を配りたい。幹事は早めに店に行くのが鉄則だ。早めに来るクライアントにも対応できるよう、開始15分前ぐらいには店に到着しておきたい。同時に座る席のチェックや、お店の人とコースメニューやドリンクについての最終確認をしておく。
お迎えの際、岩下さんは、「お客様を店の外の入り口付近でお迎えしたほうがいい」という。店の中で待ち構えているより、相手によい印象を与えるからだ。会食が始まったら、下座に座り、飲み物が空になっていないかなどをチェック。お招きした相手が楽しめるよう、気を配ろう。
トイレに行くふりをして会計を済ます
会計をするときは、トイレに行くようなふりをして、席を外し、相手に見えないところでお会計や領収書の発行を済ませておくといい。「お客さんが帰られてから払います」と、お店の人に事前に伝えておくのもよいだろう。いずれにせよ、相手に見られないように会計を済ますのがスマートだ。店によってはカードを受け付けない店もあるので、予約時に確認しておこう。
お土産は荷物になるので、店を出る直前に渡す。タクシーは店の人に頼めば予約してくれるケースが多い。タクシーチケットを使う場合は、運転手さんに使うことを伝えておいたほうがいいだろう。お招きした相手を、見えなくなるまでお見送りするまでが、幹事の仕事だ。
タクシーを利用しない場合は、店の前か、最寄りの駅がわかる場所までご案内するのがよいだろう。相手もメールの確認など、しないといけない用事もある。そこで早い段階で「失礼します」と言って別れるのもちょっとした心配りになる。
以上のポイントに加えて、重要なのは、店やお土産を決める前に、出席する上司や先輩に逐一相談すること。そうすれば、間違った方向で進めてしまうことを防げるはずだ。
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