Bトレ「水戸岡コレクション」発売の舞台裏

バンダイの鉄道模型ビジネスにママ鉄が迫る

Bトレインショーティーとは、鉄道模型のNゲージ(実物の1/150、レール幅9ミリメートル)規格に合わせた鉄道車両のプラモデル。最大の特徴は、車体の長さを実物の半分程度に縮めたデザインです。だから‘ちいさくて、かわいい’なのですね。

そしてもうひとつの特徴は、別売りのパーツを組み合わせるとNゲージの線路を走らせることもできるのです。自分で組み立てた車両が線路で走ったらうれしいですよね。

Bトレにはたくさんのラインナップがある(撮影:梅谷秀司)

2002年の登場から今年で15年。約1700種の車両が製品化されています。最初は通勤車両を中心とした24種が一箱400円で販売されました。でも、正確には、さらに一足早く発売されたモデルもあるそうです。いちばん最初に製品化した車両は江ノ島電鉄の車両でした。正確には、バンダイが開発し、江ノ島が自社の商品として発売したということです。こうした鉄道事業者と連携した商品も全国にたくさんあります。

大人も納得の渾身デザイン

Bトレのいいところは、なんといっても手頃な価格設定。2両セットで1000円台が基本ということで子どものお小遣いでも買いやすい。かくいう我が家でも、息子の誕生日プレゼントやご褒美にはBトレを選ぶことが多いのです。「15才以上」というBトレの対象年齢よりずっと早く、5歳ころからBトレの楽しさに目覚めてしまった息子は、1両30分くらいでカチカチと組み立ててしまいます。手先も器用になりますし、親子で一緒に作る楽しい時間になります。

子どもだけでなく、多くの大人にも愛されているBトレ。Nゲージを買うこともできる大人がはまるのはなぜか?「Nゲージと比較すると、長さが短いので省スペースで楽しめるし、集めやすい。ディテールも大人寄りになってきた」と話すのはホビー事業部ハイターゲットチームの近藤さん。大人も納得の渾身のデザインなのです。

約1700種のラインナップの中でいちばん売れた車両を聞いてみたところ、2009年に期間限定で走った山手線命名100周年記念のチョコレート車両でした。私も何度も撮影しに行ったのを覚えています。期間限定車両にもいち早く対応する素晴らしさ。それだけでなくパッケージを10種類も作ったそうです。そういったこだわりもBトレファンの心をつかんで離さないのだと思います。

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