バンダイ「Bトレ」が山手線にこだわる狙い 新型E235系まで歴代車両をズラリ発売!
これまでの車両とは大きく異なるデザインでデビューし、鉄道ファンだけでなく一般利用者の注目も集めている山手線の新型車両、E235系。運行開始直後に不具合が発生し、一時運転を取りやめるといったトラブルもあったものの、2020年春ごろまでに山手線の全車両を同形式で統一する計画も先日発表され、話題は尽きない。
鉄道ホビーの世界にも、この車両がさっそく登場した。4月に発売された、バンダイの鉄道模型「Bトレインショーティー」の新製品だ。「前面やドアのグラデーション塗装や、正面の窓からわずかに見える運転台のコンソールも表現した」と、「Bトレ」を担当する同社ホビー事業部ハイエイジチームの狩野義弘さんはこだわりを語る。
「旬」の車両をいち早く
「旬」の車両を鉄道模型としてはいち早く製品化したこともあり、売れ行きは好調。発売時期は昨年夏頃に決めていたため、昨年11月末の運行開始直後にトラブルで運転取り止めとなった時は「いつ運転に復帰してくれるかヒヤヒヤした」(ホビー事業部ハイエイジチームの近藤寿郎さん)というが、実物は今年3月に運転を再開。結果的にタイムリーな発売となった。
Bトレインショーティーは、鉄道模型のNゲージ(実物の1/150、レール幅9mm)規格に合わせたサイズで、車体の長さだけを実物の半分程度に縮めた(ショーティー)デザインのプラモデルだ。リアルな造形と手軽さのほか、Nゲージ鉄道模型用のパーツを取り付ければ走らせることもできる点が鉄道ファンや模型ファンに受け入れられ、今年で登場から14年を迎える息の長いシリーズに成長した。
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