残念!スマホ画面が最も割れやすい落とし方 ケースや保護カバーはどれだけ効果的か
修理情報サイトiFixitによると、スマホの液晶画面にひびが入りやすいのは、スマホを単に下向きに落としたときではなく、角や縁に大きな衝撃が加わったときだ。すると小さな面積に衝撃が集中して、画面にひびが入る可能性が高くなる。
一方、画面全体が地面に着地するような落とし方なら、意外にも衝撃は広く拡散されて、ひびが入らないことが多い。もちろん、すでに何度か落として、画面に見えないひびが入っているような場合は別だ。それにコンクリートの地面に落としたら、無傷でいるのは難しいだろう。
フィルムを貼っておくと、小さなキズもつきにくいから、落としたときに大きなひびが入る可能性をある程度小さくしてくれるだろう。iFixitのカイル・ウィンズ最高経営責任者(CEO)も、スマホを長持ちさせたいなら、フィルムを付けるべきだと言う。ポケットやカバンの中で、鍵とこすれて傷がつくといった小さなアクシデントも防いでくれる。
それに保護フィルムはそんなに高くない。ワイヤカッターが8商品を調べた結果、1番に勧めるのはテックマット(TechMatte)のガラスの保護フィルムだ。値段は8ドル。40ドル以上もするフィルムもあるけれど、テックマットのフィルムがいちばん保護力が高かった。
スマホ本体のデザインは失われるが
液晶画面以外の場所も傷をつけたくないなら、保護ケースを使うといいだろう。スマホを傷から守れるし、落としたときの衝撃も吸収してくれる。
保護ケースにはプラスチック製から革製までいろいろなものがある。その中でも、ワイアカッターのイチオシは、シルク(Silk)の11ドルのケース。薄いプラスチックで、安くて、滑り止めにもなる。
保護ケースやフィルムは、安心をくれるかわりに、スマホ本体のデザイン性を奪ってしまうのが残念だ。せっかく選んだ色が隠れてしまったり、美しいフォルムが台なしになる場合がある。フィルムだって、わずかだが厚みを増やす。
では、せめてケースかフィルムかどちらかにするとしたら、どちらを選ぶべきか。
保護力という意味では、ケースを選ぶべきだ。なにしろカバーする面積が大きい。「フィルムよりもケースのほうが絶対おすすめだ」と、ワイアカッターで実際にアクセサリーの比較をしたニック・ガイは言う。「でも、ガラスのフィルムも安いから付けてもいいと思う」