残念!スマホ画面が最も割れやすい落とし方 ケースや保護カバーはどれだけ効果的か
多くのスマホメーカーと販売店は、スマホが壊れたとき、修理または交換してくれる長期補償を販売している。ただし、結構高い(年間約80ドル)。これなら、街中の店で液晶画面だけ修理してもらうほうが安上がりのこともある。
たとえば、米スクエアトレード社でiPhoneの長期補償(2年)は約150ドルする。「すごく高い。液晶画面が割れてしまって部分修理に出しても、そんなにかからない」と、ウィンズは言う。
サンフランシスコのいくつかの店を調べると、液晶画面の修理代は約110ドルだ。それでも自分のスマホの使い方を考えて、2年以内に2回以上修理に出す可能性が高そうなら、長期補償を買う価値はある。
紛失や盗難をカバーする保険
ただし、長期補償は落下や水濡れはカバーされるが、紛失や盗難はカバーされないことが多いと、専門調査会社ワランティウイーク(WarrantyWeek)のエリック・アーナム編集長は語る。そこで保険の出番となる。
保険でスマホの紛失や盗難をカバーするプランは、破損もカバーする場合が多い。ただし、AT&Tやベライゾンなどの通信事業者が提供する保険は紛失、盗難、破損をカバーするが、値段はスクエアトレードの補償サービスの2倍近い。
「開封したときちゃんと動くなら、故障することはめったにない」と、アーナムは言う。「だから保険でカバーされる内容が、本当に自分に必要かどうかよく考えたほうがいい」。アーナム自身は、どうせおカネを払うなら、紛失と盗難がカバーされる保険に入ることにしている。
長期補償も保険も不要、という人がいちばんよく言うのは、どちらもバッテリー寿命という、スマホを長く使ううえで最も重要な問題に対応していないからだ。バッテリー寿命が短くなったとき(だいたい使い始めから2年後)、補償も保険も無料でバッテリー交換をしてくれない。
「車の補償で、タイヤの劣化もカバーしてくれいないかなと思うようなものだ」と、ウィンズは冷たい。
でも、街中の修理店に行けば、たいてい40〜80ドルでバッテリーを交換してくれる。スマホに第2の命を与えるには悪くない値段だ。
(執筆:Brian X. Chen記者、翻訳:藤原朝子)
© 2017 New York Times News Service
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