新型iPadProを使うと他が使えなくなる理由

10.5インチモデルの実機を詳細レビュー

ディスプレーのフチの余白部分を最小限に小さくしたiPad Pro(筆者撮影)

ProMotion搭載のiPad Proでウェブページをスクロールさせても、非常に滑らかかつ、くっきりとした文字や写真表示のまま、上下に流れていく。ちらつきや、スクロール中に文字が崩れる感覚もなくなるのだ。

ProMotionを備えたiPad Proを見てから、ほかのディスプレーを見ると、そのちらつきが気になるようになってしまい、自分の中での画面表示のスタンダードが引き上げられてしまったことに気づいた。

Apple Pencilの書き味も向上

Apple Pencilはの反応速度が20ミリ秒まで向上した(筆者撮影)

ProMotionは、つねに高いリフレッシュレートを提供しているわけではなく、写真を表示しているとき、毎秒24フレームの映画を見ているとき、ウェブサイトをスクロールしているとき、などの状況に応じて、リフレッシュレートを可変させ、消費電力を抑える配慮も行われている。

iPad Pro 10.5インチモデルで面白い点は、ディスプレーの性能を引き上げたことで、iPad Pro専用デジタルペン「Apple Pencil」の性能まで上がったというのだ。

Apple Pencilは、2015年9月に発表された製品がそのまま継続して販売されている。しかしProMotion搭載のiPad Proと組み合わせることで、反応速度が20ミリ秒まで向上し、書いた瞬間から線が表示される、より自然な書き味を実現したのだ。

9.7インチモデル(手前)と比較しても、本体サイズはそれほど変わらない(筆者撮影)

Apple Pencilに対する画面上のセンサーは240Hzで動作しているという。しかしそれまでのディスプレーは60Hzであり、Apple Pencilでは、入力4回に1回の頻度でしか描画できなかった。しかしProMotion搭載のiPad Proでは、これが2回に1回の頻度に向上し、反応速度が高まったのだ。

iPad Pro 10.5インチモデルは、よりApple Pencilを使いたくなるタブレットになった。自然な書き味を追究した点ももちろんだが、もうひとつの理由はアクセサリにある。

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