セブンドリーマーズが追加資金調達で描く道 洗濯物折りたたみ「ランドロイド」の次は?

「選択と集中」をあえてしない理由
――セブンドリーマーズでは、「ランドロイド」だけでなく、「カーボンゴルフシャフト」「ナステント」と一見すると関連性のない商品を開発しています。プロダクトを一つに絞らない理由は?
我々はリアルイノベーションをやりたいと考えていて、扱う製品について「 世の中にないモノ 」「 人々の生活を豊かにするモノ 」「 技術的なハードルが高いモノ 」という、3つの厳しいクライテリア(基準)を持っています。この基準をクリアするテーマを選択して、分野を問わず挑戦するわけですが、正しいテーマを選ぶことがとても難しい。
「こういうものがあればいい、作ればきっと売れる」というアイデアは、山のように思いつきます。しかし、1つ目のクライテリア、「世の中にないモノ」をクリアできない場合がほとんど。日本で売っていなくても、ヨーロッパやアメリカで売っていたり、商品化されていないとしてもどこかの大学が研究論文を書いていたり、企業が特許を出していたり、というケースばかりなのです。
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