アディダス、加速する驚異的快進撃の舞台裏 サッカーや男性向けだけじゃない強みとは?
東京は世界でも大きな役割を果たす市場
――東京を含むキーシティの収益を、2020年までに2015年比で倍にする計画だ。東京の特徴や成長性をどう分析しているか。
ローステッド:東京の特徴は2つある。1つめは、ファッションのトレンド、流行の多くは東京発祥でもあり、世界的に影響力があるということだ。もう1つは、日本の消費者はスマートフォンをよく活用するなど、デジタル技術に親しみ、精通しているということだ。
多くのテクノロジー、イノベーションが日本から生み出されている。2020年には五輪が開催されるので、東京は世界に対して一層大きな役割を果たしていくことになるだろう。
ハーディスティ:実際に、日本発のコラボレーションは長年の歴史がある。山本耀司氏とのコラボブランド「Y-3(ワイスリー)」を皮切りに、有名デザイナー・ファッションブランドとコラボしてきた。
超軽量ランニングシューズの「adizero(アディゼロ)」と、アルミの小片が肌に接触して冷感をもたらすウエア「CLIMACHILL(クライマチル)」。この2つのテクノロジーは日本で誕生したものだが、今ではグローバルで展開される商品だ。ラグビーのワールドカップ(2019年)や東京五輪は、アディダスとしても注目度はとても高い。
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